東京一の”菜の花畑” 300年以上の歴史をもつ浜離宮恩賜庭園の見どころ 2015年3月24日
浜離宮恩賜庭園に菜の花を見に行ってきた。都営地下鉄大江戸線「汐留」駅から、徒歩5分である。
- 開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
- 入園料:一般300円
浜離宮の見どころといえば
年間を通じて、潮入りの池、お伝え橋と中島の御茶屋、三百年の松が見どころであるが、3月は菜の花畑が最大の見どころとなる。
もともと甲府藩の下屋敷の庭園であったが、将軍家の別邸浜御殿となり、300年以上の歴史をもつ庭園である。東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ、潮入りの回遊式築山泉水庭である。旧安田庭園も汐入回遊式庭園である(紹介記事はこちら)。
300年以上の歴史をもつ浜離宮は東京都の遺構調査が進められるとともに、建物(浜離宮恩賜庭園「延遼館」)の復元が予定されているらしい。延遼館は19世紀後半にあった日本最初の迎賓施設である。明治2年に完成。明治23年解体された。東京都ホームページおよび中央区観光協会オフィシャルブログにはいろいろな情報が掲載されているので参照されたい。歴史のある場所は、その歴史を学び、その当時の人々の思いを感じながら歩くことが醍醐味である。
入口の案内
現在は、都立公園として開園している。
海に囲まれた庭園
菜の花
浜離宮恩賜庭園の菜の花は約30万本ともいわれる。広大な菜の花畑である。
関東地方の菜の花の名所として、すぐに思いつくのは、いすみ鉄道や国営ひたち海浜公園であるが、東京都内でもこれほどまでの花畑を見られる場所はない。
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お伝え橋
お伝え橋の案内看板より引用
宝永4年(1707)のちの6代将軍徳川家宣が、本園の大改修をおこなったとき初めてこの橋を架けられました。往時のものと姿は変わっても水面に映る橋と中島の御茶屋の優雅さはひとしおであり、昔も今も変わることなく庭園景観の中心となっています。平成24年に改修した現在の橋は、橋長約118mの総桧造りであります。
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橋からの風景
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潮入の池と中島の御茶屋
中島の御茶屋は、2010年に復元された建物である。
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三百年の松
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