アウロラ万年筆 "チェリーニ"、"アスティル"
『ベンヴェヌート・チェリーニ』
1997年限定品。純銀製でペン先、胴軸、キャップに施された細かい細工がとても美しく、重厚感のある万年筆。
ベンヴェヌート・チェッリーニ(Benvenuto Cellini, 1500年11月3日 - 1571年2月13日)は、ルネサンス期イタリアの画家、金細工師、彫刻家。
発売年:1997年
限定数:万年筆1919本
特徴:スターリングシルバー/リザーブタンク付ピストン吸入
長さ(収納時):約137mm
『アスティル』
この『アスティル』は、「機能」と「デザイン」の調和を追及するイタリアのアウロラ社から1970年に発表。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)永久保存モデル(1970年発表)
ニューヨーク近代美術館(MoMA)公式ウェブサイトへのリンク
1929年に開館したニューヨーク近代美術館は2004年にリニューアルオープンしている。設計は日本人建築家・谷口吉生氏である。谷口吉生の作品には、このほか、東京国立博物館法隆寺宝物館(1999年)、東京都葛西臨海水族園(1989年)など多数ある。
谷口吉生氏の父親は谷口吉郎氏である。谷口吉郎氏は千鳥ヶ淵戦没者墓苑(1959年)、東宮御所(1960年)、帝国劇場(1966年)、東京国立近代美術館(1969年)、迎賓館和風別館(1974年)などを設計した建築家であり、昭和48年(1973年)に文化勲章を受章している。
この万年筆は、その後他のメーカーの万年筆デザインに多大な影響を与えたといわれている。
非常にシンプルなデザインである胴軸とキャップは、他の多くの万年筆の胴軸と比較しても格段に細くなっている。
上から、ビスコンティのアクアアズーラ、モンブランのオスカーワイルド、ペリカンのインディアンサマー、アウロラのアスティル
(クリックで拡大)
アスティルは軸が細いので、ファイルファックスの手帳(バイブルサイズ)にも入る。ちょっと緩いのでペンホルダーの内側にフェルトを貼って利用している。
軸の細さは好みが分かれる。ただ、多くの手帳のペンホルダーにも余裕で入るので、外出時の使用には重宝すると思う。
(クリックで拡大)
- ペン先:14金(ロジウムコート)
- 全長:138mm
- 軸径:8.5mm
- 重量:20g
- カートリッジ/コンバーター両用式