年齢とともに革ベルトの時計を使う機会が増えてきた タンジェント・タンゴマット(NOMOS:ノモス)とプレサージュ(SEIKO:セイコー)
年齢とともにいろいろな好みが変わるという。自分が身に着けるものも-服装はもとより、時計や万年筆といった小道具もしかり。若い時は毎日使用していたサブマリーナやクロノタイムといった時計から、NOMOS(ノモス)のタンジェントやタンゴマット、SEIKO(セイコー)のプレサージュを使う機会が増えてきた。若い時分は、なぜか革ベルトの時計はなんとなく”おじさん臭い”と思っていたものであるが、自分もおじさんになると革ベルトをするようになった。
ビジネスマンの腕時計選びのポイントは何か。自分が若いときは、『日経トレンディー』や『ビギン』『monoマガジン』を読んだものだ。今や雑誌を読む必要はなく、ネットに多くの記事が掲載されている。ビジネスマンたるもの、「腕時計は必ずつける」「デジタルではなくアナログを選ぶ」「仕事用は黒革、白無地盤、三針時計のものを選ぶ」「正装には革ベルトを選ぶ」などというものが多い。腕時計を毎日していると、しないで外出すると何か一日中気になってしかたがない。これは、普段から時計をしない人はなかなかわからないようだ。時間が分からず不安ということではなく、左腕がさびしいのである。(時刻はスマホがあれば十分)。
>>>1990年代の時計ブーム~チュードルのクロノタイムRef.79160・79170とロレックスのサブマリーナ
NOMOS(ノモス)のタンジェントとSEIKO(セイコー)のプレサージュ
右がノモスのタンジェント。左がセイコーのプレサージュ。かなりケースの大きさが違う。
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NOMOS(ノモス)のタンジェント・タンゴマットとSEIKO(セイコー)のプレサージュ
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最近は、メタルバンドの時計をほとんどしなくなった。
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NOMOS(ノモス)のタンジェント
これは日本で紹介された雑誌(記憶によれば『monoマガジン』)をみて、一目で気に入って購入したものだ。シンプルなデザイン。控えめな印象も気に入った。当時は現物を見ることができる店舗があまりなかった気がする。上野の某ショップで購入した。クロノタイムやサブマリーナを使い慣れていたので、当時ノモスの時計は非常に小さく感じられた。販売されていたモデルのなかで一番口径の大きなものを選択したと記憶している。たしか10万円台で購入。
以前は、冠婚葬祭で使う程度であったが最近は使う機会が増えている。シンプルなデザインであり、目立たつことはあまりないが、安っぽさがなくとても役に立つ時計である。毎年、新作も発表されているようである。最近のモデルも注目している。ただ、価格はかなり上がっているようだ。
写真でみるとベゼルが傷だらけになっているのが分かる。傷が目出つか。
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ノモス タンジェントの裏蓋
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NOMOS(ノモス)のタンゴマットGMT
タンジェントと同様に、シンプルなデザイン。ダイヤルは白に近いシルバー(ほとんど白に見える)。自動巻き、直径40.0mm。タンジェントと比較すると二回りほど大きい印象。
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タンゴマットGMTの裏蓋(スケルトン)
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SEIKO(セイコー)のプレサージュ モデルSARW01
最近は、プレサージュを使うことが多い。というか、毎日使用してる。SEIKOの時計を使うのは、自分が中学生のときに高校受験に必要だろうということで父親から買ってもらって以来である。
モデルは、プレサージュSARW01。パワーリザーブ機能。琺瑯(ほうろう)ダイアル。手作りの風合いが感じられる文字盤。インターネット上の記事のなかに100年前の国産初の腕時計「セイコー・ローレル」のほうろうダイアルは今も色褪せることがないという記事がのっていた。あたりまえでが、自分がそんな長期間使うことはできないが。
100年を超える機械式時計の正統。日本が誇る技術に、本物の自信が宿る。<セイコー プレザージュ>は、100有余年に渡る機械式時計作りの伝統とノウハウを受け継ぐ、メイド・イン・ジャパンの機械式ウオッチブランドです。
「SEIKO公式ウェブサイト」より
SEIKO プレサージュSARW01
パワーリザーブ。昔はあこがれの機能であった。使ってみると非常に便利、目盛りが減ってくると”おっ!使わなきゃ”と思ってしまう。
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曲線のやさしい印象のデザイン。
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NOMOS(モノス)は、直線的な雰囲気をもった時計に対して、プレサージュは曲線のやさしい雰囲気をもった時計である。それぞれの個性がある。
「正装の際は黒革ベルトの腕時計がマナー」といわれる。とくに気にする必要はないとは思うが、黒革ベルトの時計を1本もっていると便利ではあることは間違いない。